2020年元旦(水)に群馬県で開催される、第64回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の参加枠が決まりました。
第64回全日本実業団対抗駅伝の出場枠や、コース、過去の優勝チームなどについて書いています。
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ニューイヤー駅伝 2020 出場枠
初出場は、GMOアスリーツとコモディイイダの2チームです。
6地区37チームの出場枠は以下のとおりです。
前回優勝している旭化成が、九州地区トップで入っているところが、ポイントになりそうですね。
東日本地区
- コニカミノルタ(3:41:52):8回優勝
- HONDA(3:42:30)
- JR東日本(3:43:55)
- ヤクルト(3:43:56)
- GMOアスリーツ(3:43:58)
- 日立物流(3:44:08)
- カネボウ(3:44:36)
- SUBARU(3:44:36)
- 小森コーポレーション(3:44:41)
- 警視庁(3:45:56):2年ぶり
- プレス工業(3:46:52)
- コモディイイダ(3:46:53)
中部地区
- トヨタ自動車(3:55:38):3回優勝
- 愛三工業(3:57:52)
- トヨタ紡織(3:58:28)
- トーエネック(3:59:04)
- 愛知製鋼(3:59:49)
- NTN(4:02:58)
- 中央発條(4:03:52)
北陸地区
- YKK(4:02:26)
- セキノ興産(4:04:07)
関西地区
- SGホールディングス(3:57:43)
- 住友電工(3:57:56)
- 大阪ガス(3:59:00):4年ぶり
- NTT西日本(3:59:02)
中国地区
- マツダ(4:00:10)
- 中電工(4:02:35)
- 中国電力(4:03:51)
- JFEスチール(4:06:13):3年ぶり
九州地区
- 旭化成(3:52:24):57回出場
- 黒崎播磨(3:55:29)
- 九電工(3:55:40)
- 安川電機(3:56:11)
- MHPS(3:58:54)
- トヨタ自動車九州(3:59:54)
- 西鉄(4:02:21)
- ひらまつ病院(4:06:38)
各地区の予選トップタイム
- 東日本:コニカミノルタ(3:41:52):8回優勝(前回5位)
- 九州:旭化成(3:52:24):57回出場(前回優勝)
- 中部:トヨタ自動車(3:55:38):3回優勝(前回3位)
- 関西:SGホールディングス(3:57:43)
- 中国:マツダ(4:00:10)(前回7位)
- 北陸:YKK(4:02:26)
各地区でコースも条件も異なるので、単純に各地区の予選トップタイムを比較しても、参考にはならないと思いますが、2位に入っている旭化成は、2019年のニューイヤーで3連覇しているので、今回も目玉になりそうですね。
ニューイヤー駅伝 2019の結果
2020年のニューイヤー駅伝は、昨年とおなじ群馬で開催なので、昨年の結果はかなり参考になると思います。
そこで、昨年の結果をまとめてみました。
ニューイヤー駅伝 2019年群馬の結果
- 4:51:27 旭化成 九州 [三連覇!]
- 4:51:31 MHPS 九州
- 4:52:34 トヨタ自動車 中部
- 4:53:17 富士通 東日本
- 4:53:37 コニカミノルタ 東日本
- 4:54:16 トヨタ自動車九州 九州
- 4:54:20 マツダ 中国
- 4:55:02 カネボウ 東日本
- 4:55:02 中国電力 中国
- 4:55:07 SUBARU 東日本
- 4:55:22 安川電機 九州
- 4:55:37 小森コーポレーション 東日本
- 4:55:40 中電工 中国
- 4:55:47 住友電工 関西
- 4:56:15 九電工 九州
- 4:56:23 日清食品グループ 東日本
でした。
ニューイヤー駅伝 2019区間賞
- 1区 35:57 中村信一郎、九電工(九州地区)
- 2区 22:12 ロジャースチュモ・ケモイ、愛三工業(中部地区)
- 3区 38:04 鎧坂哲哉、旭化成(九州地区)
- 4区 1:04:37 井上大仁、MHPS(九州地区)
- 5区 45:47 服部勇馬、トヨタ自動車(中部地区)
- 6区 36:14 市田宏、旭化成(九州地区)
- 7区 45:36 古賀淳紫、安川電機(九州地区)
ニューイヤー駅伝 コースのポイント
ニューイヤー駅伝2020のコースは、2019とおなじ群馬開催です。
※下記コースの時間は、過去の結果より仮定
第1区(12.3km)
群馬県庁(9:15)→高崎市役所(9:49)
スタート直後で、割と集団を維持して様子を見る区間。
昨年は、9キロ過ぎで選手の転倒で集団が崩れ、スパート合戦に変わり、中村信一郎選手(九電工)が制しました。
第2区(8.3km)
高崎市役所(9:49)→前橋市公田町(10:11)
2区は、インターナショナル区間と言われ、外国人選手の登録が可能な区間となります。
区間としても短いために、割とハイスピードな展開が見どころです。
昨年は、1区でのタイム差が少なかったせいもあり、大きく順位が変動しました。
エバンス・ケイタニー選手(トヨタ紡織)が、24位から2位まで順位を上げたのは、沿道を沸かせました。
区間賞は、ロジャースチュモ・ケモイ選手(愛三工業)が取り、愛三工業が首位に上がりました。
第3区(13.6km)
前橋市公田町(10:11)→伊勢崎市役所(10:50)
3区は「変動の3区」と言われるほど順位の変動が多い地区で、前半の山場となります。
比較的緩やかな下りが続くコースで、スピードランナーが大きのも特徴です。
昨年は、2区で22人抜きの大池達也選手(トヨタ紡織)が首位に躍り出ましたが、牧良輔選手(SUBARU)に奪われました。
鎧坂哲哉選手(旭化成)の8位から2位という激闘で、区間賞をゲットしました。
第4区(22.4km)
伊勢崎市役所(10:50)→大田市役所(11:53)
第4区は「花の4区」と言われ、各チームがエース級を投入してきます。
コースは、最長区間で前半は緩やかな下りで、後半は緩やかな上りというコースとなっています。
昨年は、2018年アジア競技大会男子マラソンで金メダルを獲得している井上大仁選手(MHPS)が、9位から首位に躍り出ました。
2018年4区覇者の市田孝選手(旭化成)抜いて区間賞を獲得しています。
第5区(15.8km)
大田市役所(11:53)→桐生市役所(12:40)
第5区は「試練の5区」と言われ、高低差66mの上り坂に「赤城おろし」の向かい風が吹きまくるコース。
最も過酷な故に、逆転も可能なコースでもあります。
昨年は、MHPSが首位をキープしましたが、区間賞は服部勇馬選手(トヨタ自動車)が取りました。
第6区(12.1km)
桐生市役所(12:40)→伊勢崎市西久保町(13:14)
第6区は「戦略の6区」と言われ、曲がり角やアップダウンが多く攻略が難しい難コースとなっています。
また、次の7区アンカーにつなぐことを考えたレース運びも必要になります。
昨年は、MHPSが首位をキープしていましたが、伊勢崎市西久保町の中継点手前で市田宏選手(旭化成)がスパートして首位に上がりましたが、2位のMHPSとは2秒差でした。
区間賞は、市田宏選手(旭化成)が取りました。
第7区(15.5km)
伊勢崎市西久保町(13:14)→群馬県庁(13:58)
第7区は「栄光の7区」と呼ばれ、比較的フラットなコースでトップ争いが繰り広げられる見ごたえのある区間になります。
昨年は、旭化成とMHPSの一騎打ちになりました。
旭化成は、3連覇がかかっているので、引くに引けない勝負がかかっています。
9キロ付近で岩田勇治選手(MHPS)が首位奪還します。
大六野秀畝選手(旭化成)は、岩田勇治選手と並走しながら、ゴール直前にスパートを掛けて、優勝をもぎ取りました。
区間賞は、古賀淳紫選手(安川電機)が取りました。
ニューイヤー駅伝 2020 まとめ
ニューイヤー駅伝 2020の参加チーム と昨年の結果。
そして、昨年と同じコースなので、昨年の様子を含めてコース紹介しました。
旭化成は、昨年3連覇を達成しているので、当然4連覇を狙ってくるでしょうが、それを阻止しようと周りも狙ってくるので、最後まで見逃せないレースになりそうな予感がします。
今年は、ここが勝つと断言できないのが、スポーツの面白いところ。
何が起きるかわからないところも、スポーツの面白いところ。
来年の元旦に、レースを制するのは一体どこでしょうか?
楽しみですね。