『ジョジョの奇妙な冒険』は荒木飛呂彦先生による、イギリス貴族であるジョースター家と悪の化身DIOとの因縁の物語です。

物語は部ごとに主人公が代わり、現在は第8部が連載されています。

初期は波紋という能力を使う超能力者と怪物の戦いですが、3部以降ではスタンドと呼ばれる超能力を使う者同士の戦いになりました。

どの部も個性的な登場人物がおり、独特の絵柄や擬音、そして迫力あるバトルから幅広い年齢層の方から支持されています。

第1部から順にテレビアニメ化されており、現在は第5部まで放送されました。

『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部から第8部までのあらすじ

第1部 ファントムブラッド

イギリス貴族であるジョースター家の当主ジョージ・ジョースター1世はかつてダリオ・ブランド―から助けてもらった恩から息子のディオ・ブランド―を引き取ります。

しかしディオや野心の塊でジョースター家を乗っ取るためにジョージの息子ジョナサンをいじめますが、ガールフレンドのエリナを傷つけられ怒りに燃えたジョナサンにやられて計画を変えました。

ディオはジョナサンの親友として振る舞いつつジョージに毒を盛り、身体を弱らせていきジョースター家を乗っ取ることにします。

しかし、計画はジョナサンに見破られた彼は石仮面を使い吸血鬼になり、ジョージを始末しジョースター家の邸宅を焼き払いました。

途方に暮れるジョナサンですが、そこにウィル・A・ツェペリという男性が現れ、吸血鬼を倒す波紋の呼吸をジョナサンに教え、打倒ディオを目指します。

第2部 戦闘潮流

アメリカに移民したジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターですが、そんな彼に吸血鬼となったストレイツォが襲い掛かって来ます。

それをきっかけに石仮面を作った種族の生き残りである通称「柱の男」たちとの死闘が始まるのでした。

第3部 スタークルセイダーズ

ジョセフの孫、空条承太郎はある日突然悪霊に取り付かれ、自分に絡んでいたごろつきを半殺しにしてしまい留置場に囚われてしまいます。

しかし彼は母が迎えに来ても悪霊を理由に留置場から出ません。

そこにジョセフ・ジョースターと彼の友人であるモハムド・アブドゥルが承太郎の元を訪れます。

アブドゥルにより留置場から出された彼はジョセフから悪霊の正体がスタンドと名付けられたその人が持つ生命エネルギーが形になったものだと教わり、それが目覚めたのはジョースター家の宿敵DIOが復活せいだと聞きました。

スタンドは攻撃本能が強くないと操れませんが、承太郎の母、ホリィは優しい性格であるためスタンドに命を奪われようとします。

母を助けるため承太郎たちはDIOを倒すための旅に出ました。

第4部 ダイヤモンドは壊れない

承太郎はジョセフ自身も知らなかったジョセフの息子、東方仗助に彼が受け継ぐ遺産のことを話すため杜王町を訪れます。

その町は行方不明者の数が非常に多く、そしてスタンド使いもたくさん発生していることが分かりました。

その原因の調査と邪悪なスタンド使いを倒すため、仗助と承太郎、そして仲間たちは戦います。

第5部 黄金の風

DIOが気まぐれに生かした女性から生まれた少年、ジョルノ・ジョバーナは周囲から迫害されていましたがある日助けたギャングのおかげで誇り高い生き方を知ります。

彼はギャングスターに憧れ、街をむしばむ麻薬とそれを流す組織を憎み、その組織を憎みつつも所属しているスタンド使いのギャング、ブローノ・ブチャラティと出会ったことから組織のボスを倒すことにしました。

第6部 ストーンオーシャン

承太郎の娘、空条徐倫(じょりーん)は陰謀によりアメリカの牢獄に囚われてしまいました。

彼女が囚われたのは承太郎をおびき寄せるためで、彼の記憶とスタンド能力は謎のスタンド、ホワイトスネークに奪われてしまいます。

承太郎が用意した脱出用の潜水艦には承太郎の肉体だけを乗せ、徐倫は牢獄に残りホワイトスネークと承太郎の記憶とスタンド能力を探すことにしました。

第7部 スティール・ボール・ラン

19世紀末のアメリカ、北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」が開催されました。

多くの人々が自身の夢を叶えるために参加するのですが、その中には謎の男性、ジャイロ・ツェペリがおり、脚が動かない元騎手のジョニィ・ジョースターは彼の不思議な能力を得るために参加を決意します。

しかし、そこには謎の遺体を巡る大きな陰謀が待っていました。

第8部 ジョジョリオン

広瀬康穂は自分をしつこく追う幼馴染の男性から隠れていたところ、土に埋もれていた裸の男性と出会います。

彼は物の性質を一時的に奪う不思議な能力を持っていますが記憶喪失です。

後に定助と名付けられた彼は自分の正体を知るため、広瀬康穂の力を借りつつ様々な敵と戦うことになりますが、そこには謎の果物の存在があり、しかも石人間という危険な存在が定助を狙います。

『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくる超能力、波紋とスタンドとは

『ジョジョの奇妙な冒険』には2つの超能力、波紋とスタンドが登場します。

波紋は主に第1部と第2部、そして第3部に少しだけ出てきますが、これは特殊な呼吸法から生まれるエネルギーを操るもので、太陽光に性質が近いため太陽光が弱点である吸血鬼などを倒すことに有効です。

呼吸法なため水の中では使えませんが、自身の若さを保ったり壁に張り付いたり、あるいはカエルを叩いてもカエルを傷つけずその下の石を割るということもできます。

スタンドは第3部から登場するのですが、「幽波紋」とも書き、最初は波紋の一種のように言われていました。

スタンドと名付けたのはジョセフ・ジョースターで、傍らに立つ者、スタンドバイミーが語源です。

人間の生命エネルギーが映像となったもので、スタンドが使える人たち、スタンド使いにしか見えません。

なのでスタンドで物を持ったり壁を壊したりすると、一般人からは物が勝手に浮いたり突然壁が壊れたように見えます。

スタンドは人型から植物、無機物から物との一体化したものまで様々な形や在り方があり、特殊な能力を持っているのが普通です。

例えば第3部の主人公、空条承太郎のスタンドは人型で物凄い力と素早さ、そして精密動作ができるとても応用が利く能力で、視力も良くて写真の暗闇を飛ぶハエを見つけてスケッチし、DIOの居場所の特定に役立ちました。

ジョセフ・ジョースターのスタンドは植物の蔦のような形で念写ができ、さらにはそのスタンドで物から物へ飛び移ることもできます。

他にも炎を操るものから触れた者を爆弾に変えるもの、夢の世界にひき釣り込むものから自分が幸運になる位置を教えてくれるものまで様々なものがいます。

スタンドには大きく分けて3タイプがあり、近距離パワー型、遠距離型、そして自動操縦型です。

近距離パワー型はとても力が強いのですが本体であるスタンド使いから数メートルしか離れられません。

遠距離型は逆に本体から離れられますがあまりパワーがありません。

ですが、本体に近くではパワーが強く、離れると弱くなるというどちらもOKなスタンドもいます。

自動操縦型は本体から離れてもパワーが落ちませんが、大体は本体の意志で動かせないことがほとんどです。

しかし、スタンドは傷つけられると本体も傷つくのですが、自動操縦型はそのような制約は普通ありません。

読者から見てスタンドの魅力は様々な姿かたちと特殊な能力を持つため、次はどんなスタンドが登場するかワクワクさせられます。

波紋も面白いのですが、様々な形を描くことには向いていないため、第3部以降からずっとスタンドが登場することは仕方がないことでしょう。

『ジョジョの奇妙な冒険』で欲しいスタンドベスト5

第5位 セックスピストルズ

本体はグイード・ミスタ、第5部に登場する銃弾を操るスタンドです。

私は普段銃を使うことがないのでセックスピストルズを持っていても宝の持ち腐れですが、6体いてそれぞれ意志を持っており、食事を要求するところが可愛くてなりません。

おまけに普通本体が倒れるとスタンドが消えるのですが、セックスピストルズはかなり活動ができるようで仲間との連携に役立つところがいいなと思いました。

第4位 ドラゴンズドリーム

本体はケンゾー、第6部に登場します。

普段浮いているだけなのですが、本体に風水における幸運に恵まれる位置と不幸になる位置を教えてくれるスタンドで、ずっと幸運に恵まれる位置にいたいので欲しいと思いました。

水で作られた鏡で本体がだまされてやられてしまいましたが、戦闘などしなければ無敵の能力だと思います。

なのでドラゴンズドリームとともにずっと散歩していたいものです。

第3位 スタープラチナ

本体は空条承太郎、第3部では主人公のスタンドで第4部、第6部にも登場します。

物凄いパワーとスピード、精密動作が可能で、視力も良く後で時を数秒止める能力も目覚めました。

近距離パワー型の典型で本体から数メートルしか離れられませんが、補って余りある能力なのでそれで絵を描いたりパソコンでプログラミングなどをして過ごしたいものです。

第2位 ウェザーリポート

本体の名前もウェザーリポートで第6部に登場します。

気象現象を操る能力で、自分の近くに雨降らせることができるのですが、普通に天候を変えることもでき、遠くからカエルを持って来て降らせるなんてこともできる滅茶苦茶な能力です。

私は歩くことが好きなので外に出る時は雨を止ませたいですし、部屋の中で雨や雷を振らせて遊びたいとも思いました。

あとおそらくは雷で火をつけることも可能でとても便利な能力だと思います。

第1位 ハーヴェスト

本体は重ちー、第4部に登場します。

虫と人が混ざったようなスタンドで、小さく群体になっており、街に放って小銭を集めさせたり、本体を持ち運びさせたりができ、怠け者にぴったりなスタンドです。

おまけに戦闘でも強く、ほんの数匹やられただけでは本体へのダメージにならないところも魅力なのでした。

私の家には畑があるのですが、ハーヴェストに収穫させたり草取り、水やりなどもやってもらいたいです。

まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』を私なりに紹介してみましたがいかがだったでしょうか?

私はこの漫画のスタンド能力がとても好きなのでそれを中心にしてみましたが、人によっては魅力的で個性的な登場人物やネットで頻繁に利用される名台詞が好きという方もいるでしょう。

この漫画は1987年に週刊少年ジャンプで連載され、現在は「ジョジョリオン」という第8部のタイトルで連載されていますが、もう30年以上の歴史があるためとてもすべての魅力を伝えることはできません。

少年ジャンプには他にも魅力的な作品がたくさん連載されています。無料で漫画を読むなら以下のサイトが参考になります。

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この記事を書いた人

©ロナウド
サッカーと漫画を愛する30代。
好きな選手はクリスティアーノ・ロナウド。