第1話から泥沼展開が期待されている偽装不倫。

ドラマタイトルで予想するよりはそこまでドロドロではないこのストーリー。

でも、第2話もハラハラどきどきする場面がたくさんあります。

偽装不倫第2話 ネタバレ感想

旅先でひとときの偽装不倫に身を委ねた鐘子。

ほのかな恋の余韻といっしょに、福岡に大切な指輪を忘れてきてしまいました。

葉子には指輪を忘れたことを正直に告げますが、丈とのことは言えませんでした。

ホテルに連絡してみても、部屋には残されておらず指輪は行方不明。

『銀河鉄道の夜』を目にすれば、丈との思い出が蘇ります。

鐘子の中には、丈に対し運命を感じている自分と、彼は不倫がしたかっただけの若者なんだと切り捨てる自分がいました。

翌朝、鐘子は姉に本当のことを話そうとしますが、賢治が現れたことでタイミングを逃してしまいます。

しかも、名古屋出張へ行ったはずの葉子が都内を歩いているのを目撃し、尾行することに。

偽装不倫第2話 不倫相手はボクシングジムにいた〇〇

その頃丈は東京に住む姉・灯里のもとへ来ていました。

彼女は都内でスペイン料理店を経営していて、使われていない店舗の二階を丈に貸します。

丈は親にも告げずに日本に滞在するつもりのようす。

彼が日本に来た目的は、仕事のためだけなのでしょうか。

丈も鐘子も姉へのお土産そっちのけで福岡を満喫していたんですよね。

二人は似た者同士という比喩にも見えます。

そして偶然にも灯里は、丈が福岡から持ってきていた葉子の結婚指輪を見つけてしまいます。

 

ホテルのなかで葉子を見失い立ち往生する鐘子の前を、普段とは全く違う装いに着替えた色気溢れる姉が通り過ぎます。

咄嗟に変装して尾行を続けると、葉子は派手な髪色の若い男とカフェで待ち合わせており、仲良く飲み物を選んでいました。

その様子から鐘子は瞬時に確信します。

姉は本物の不倫をしていると。

前回ボクシングジムにいた彼はやはり不倫相手でしたね。

鐘子の怪しげな行動と独特の走り方で、尾行は即座にばれてしまいました。

さらに、鐘子は葉子から不倫の口止めまでされます。

友人・まさ子と居酒屋で飲みながら、福岡で起きたこと一部始終を打ち明ける鐘子。

丈は人妻だからよかったのであって、独身であることを伝えても仕方ない、SNSで連絡を取るなんて重いことはできないと言う彼女に、まさ子は手厳しい言葉を掛けます。

帰宅した鐘子を出迎えたのは賢治でした。

気遣いのできる完璧な賢治を見て、鐘子は姉の不倫した理由がまったくわかりません。

葉子から電話が来るなり矢継ぎ早に問いただしてしまう鐘子に、葉子は離婚するつもりはないときっぱり言い切ります。

そして、来週に控えた結婚記念日のために指輪を返してほしいと言って電話を切りました。

そんな姉を最低だと評しながらも、鐘子は賢治のために、SNSから丈を見つけます。

ホテルでは葉子が誕生日を迎えた不倫相手・風太を祝っていました。

風太は葉子が既婚者だとは知りません。

 

一方、鐘子は思い切って丈にメッセージを送信しました。

それを見たときの丈の表情たるや、『これで鐘子のこと好きじゃないとかありえるの?』というほど慈愛に満ちています。

『このままさっさと鐘子をしあわせにしてあげて』と思わずにはいられません。

さっそく丈から返信が来て東京で会うことになりました。

指輪を返してもらうだけだとわかってはいても、鐘子はデートかのように浮足立って準備しています。

やっぱり会うとときめいてしまうもの。

指輪を回収して帰るだけのはずでしたが、そうはいきません。

丈は指輪を返すのと引き換えに、鐘子に浅草案内を依頼します。

浅草で雷門を見ていると外国人観光客に声をかけられました。

同行を断らない鐘子、優しいですね。

大勢との笑顔あふれる観光案内になり、鐘子はまるで本物のガイドのよう。

そんな景色をカメラにおさめながら、丈は何を思うのでしょう。

外国人の集団と別れ、二人で休憩しながら丈がカメラマンを目指した経緯を聞いていると、鐘子は婚活パーティーで知り合った男性に遭遇します。

危うく未婚者だとバレそうな場面になりましたが、幸か不幸か『コンカツ』の意味を知らない丈にはバレませんでした。

そして丈に嫌われることを恐れた鐘子は、既婚者だと嘘をついたことを、隠し通したいと強く思います。

 

偽装不倫第2話 カンパネルラの意味

葉子が『出張』から帰宅すると、両親が特売品を買ってきていました。

人手を確保するために賢治も買い物に付き合ったと聞いて葉子は呆れますが、賢治はちっとも嫌そうではありません。

むしろ喜んで積極的に協力しているようすです。

しかしあまりにもにこやかな賢治に、笑顔の裏側があるのではと勘繰ってしまいました。

出張先のことを訊ねてくるのも確信犯に見えてきます。

そんな詮索は気にも留めず、葉子はさらりと嘘を重ねました。

 

丈に連れられて鐘子が来たのは、灯里の店でした。

はじめは鐘子を警戒していた灯里ですが、隠し味を言い当てた鐘子をすっかり気に入ります。

どんどん料理を出してくる灯里に戸惑いつつ、美味しそうなそれらに笑みがこぼれる鐘子。

そんな彼女を見て丈も楽しそうです。

 

賢治と二人きりの葉子は、頼まれていた名古屋土産を手渡しますが、結婚指輪について問われます。

太ったせいで外していたと答えましたが、どこかぎこちない感が否めません。

あからさまな嘘というより、上手な嘘、というのが賢治にはバレているような。

この二人はやはり、一見和やかそうなのにどことなく不穏な空気が流れていますね。

 

すっかり夕暮れ時となりデザートを楽しんでいた鐘子ですが、姉からの連絡で指輪のことを切り出します。

このときの丈は、少しさみしそうです。

指輪は二階にあるという丈に促され、ためらいながらも鐘子は彼の部屋へ。

そんな二人を見て恵理香はおもしろくないようす。

灯里のほうは鐘子に心を許しているみたいですが、そこで結婚指輪のことを思い出します。

鐘子はというと、丈の部屋に入るなり、飾られている写真たちを目にして福岡を思い出していました。

カンパネルラが『鐘』という意味であることを知った丈が、自分と鐘子の不思議な縁を語るのを聞き、鐘子は彼を本当に好きだと確信します。

しかし『不倫』を求めている丈を本気で好きになっても『独身』の鐘子はしあわせにはなれません。

それなのに、丈は鐘子を『すてきなひと』と言い、そんな鐘子と結婚できた相手の写真を見せてほしいと言うのです。

あとは帰るだけだったのに、葛藤の末、鐘子はまたひとつ嘘を重ねてしまいました。

夫だと偽って丈に見せたのは、賢治の写真。

もう会うこともないからと内心で開き直り、鐘子は嘘を訂正するチャンスを棒に振って店を後にします。

さみしげにその背中を見送った丈が、自室でめまいを起こしたように倒れたところで第二話は終了します。

 

偽装不倫第2話考察

終盤、嘘をつかずに婚活をして、空しくなった鐘子の気持ちがひしひし伝わってきました。

彼女がしたかったのは結婚よりも恋愛だったのでしょう。

でもだからこそ、嘘をついて手にした恋に悩むことになるんですね。

まさ子のように婚活シートに嘘を並べるひとも実際にいると思います。

嘘をつかないで出会えるならこんなに素敵なことはないですが、それは正論であってもきれいごと。

それは女性に限らず、男性にも言えることだと思います。

次回は鐘子が葉子の不倫の共犯になるそうなので、風太の出番が多いことを期待。

なぜか再会する丈と鐘子の関係は前進するのか、後退するのか。

そして丈が倒れた描写の真相は次回明かされず、物語の根幹に関わっていそうな予感がします。

『銀河鉄道の夜』では、カンパネルラがジョバンニをいじめていた少年を救って命を落としてしまう自己犠牲の描写があります。

丈が病気だとすると、命を落とさないまでも、鐘子が何かの形で自己犠牲を払い、丈の命を救うのかもしれないですね。

葉子が不倫に至った経緯や風太との出会いも気になりますし、次回も各キャラクターの心情描写をしっかり見ていきたいと思います。

国内ドラマは不倫のシーンが本当によく出てきますね。

偽装不倫に関わらず、純愛から不倫まで男女の恋物語もたくさん取り上げています。

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この記事を書いた人

ゆきちもの
最近はドラマが好きでよく見ています。
筋トレやブログが趣味です。