険悪ムードになってしまった夫婦が、学生時代にタイムスリップし、自分を見つめなおすドラマ「ゴーバック夫婦」

2人は元の時代のことを思いながら学生時代を過ごしていきます。

はたして、最終回はどうなるのでしょうか?

最後に2人はやり直すことができたのでしょうか?
今回は、最終回のあらすじと、実際に観た感想をお伝えしたいと思います!

ゴーバック夫婦の最終回あらすじをネタバレ!

泣いてるジンジュから電話をもらい、すぐにバンドは駆け出しました。
信号待ちをするジンジュ。

その時、ボールを追いかけ車道へ飛び出してしまった子供が!
ジンジュは思わず、幼い子供を助けようと走り出していました。
車に跳ねられそうになったところを、全速力で駆け込んできたバンドに突き飛ばされ助かりますが、代わりにバンドが車に跳ねられてしまいます。

その手からはふたりの結婚指輪が転がり落ちました。

頭から血を流し、ぐったりと横たわるバンドに駆け寄り、『あなた、こんなところで死んじゃだめ!』と泣きながら繰り返すジンジュを、偶然居合わせたナムギルが見つめていました。

病院についたナムギルとジンジュ。
しかし、意識不明のバンドは家族の同意がないと手術を受けられません。
『私が家族です。』と掛け合うも信じてもらえず、ジンジュは手術室の前で泣き崩れます。
ここでも、ナムギルは横で無言で見つめるのでした。

 

その後、家族が駆けつけ、無事に手術が終わったバンドでしたが、ジンジュの面会だけは拒み続けます。
結婚指輪まで買い、捨て身で守るほどにジンジュへの気持ちが大きくなっていたバンドなのに、なぜ彼女を拒むのでしょうか。
そこには彼なりの理由がありました。

 

もう未来を知っている彼。
『離婚よ。私はあなたのせいで不幸なんだもの!』と泣き叫ぶ姿や、自分のせいで母親の死に目に会えなかった彼女の姿…。
彼女の未来を、あんな惨めにしたくない、愛するなら身をひこう、と考えたのでした。
でもそうなると、未来で生まれるはずの愛息子は生まれないことになります。
バンドは何度も何度も未来の息子に泣きながら謝りました。

 

そんな中、ある朝ジンジュの元をナムギルが訪れます。
ピクニックに行こうとお弁当を持って車で迎えに来たのです。
日が暮れた頃、二人は公園にいました。

ナムギルは、理事長の息子で容姿端麗。
学園内にたくさんのファンがいます。
何もかも持って生まれたような彼でしたが、実は心に深い傷を負っていました。

 

彼を捨てた産みの母親から、金を無心される日々。
幼少期は、暗くなってきた公園で、次々と友達の母親たちが迎えに来る中、自分だけ取り残されていたため、公園はいつしか『怖い場所』となっていたと言います。
欲しかったのは、誰もがもっている母親という存在。
それだけだったのに叶わなかったな…と呟くナムギル。

 

その告白を受け、『母親の人生って、ありふれているようでも実はすごいことなの。自分が無くなるような、はかなく思えるような。強くならなきゃというプレッシャーの中で。お母様は努力したけど無理だったのかも。人間だもの。』と答えるジンジュは、元いた未来の彼女自身を思い返しているようです。

 

ナムギルは、ジンジュは自分ではなくバンドだけを見ていると気づいていました。
彼は、ジンジュへの気持ちを最後に伝え、終わりにしようとします。
そんな彼にありがとうと返し、ジンジュはナムギルを抱き締めます。
『でも分かってないのね。あなたは本当は温かい人よ。グレたりひねくれたりせずに、真っ直ぐ育ったわ。』と語りかけます。
最後、別れを惜しむように振り返りながら帰るナムギルを、ジンジュは笑顔で見送り続けるのでした。

 

家に帰ったジンジュは、母親から「お酒でもどう?」と誘われます。
お酒を結構飲める母親の姿を初めて見たジンジュは驚きます。
それだけでなく、母親は歌や躍りも上手だったのです。
ジンジュは、知らなかった母親の魅力に気づかされるのでした。

 

その後、母親は突然、『あなた、いい加減子供のところに帰りなさい』と優しく言います。
実は、ジンジュの部屋で、日記をみた母親。

娘が未来からタイムスリップしてきたことを知ります。
未来に一人息子を残してきたことや、近い将来自分が死んでしまうこと、そして今、娘が後悔のないように自分とちゃんとお別れしようとしていること…。
『どんな悲しみもいつかは薄れて、人は強くなれるの』という母親に、『そんなの無理。薄れないしずっと悲しいの。』と泣くジンジュ。
母親は『大丈夫よ。』と繰り返し、抱き締めます。

 

その夜、病室を抜け出したバンドとジンジュは外で会います。
『帰ろう、私たちの家へ』と言うジンジュをバンドは強く抱き締めます。
二人は、結婚指輪をはめ、キスを交わし、愛してると伝え合います。

次の瞬間、未来に戻り、自分の家の寝室で目を覚ますジンジュ。
そこには愛する一人息子の姿が。
泣きながら息子を抱き締めます。
そこに、飛び込んできたバンド。
彼も感極まり息子と妻を抱き締めます。

 

再構築した穏やかな日々。
家族一緒に公園を散歩していると、すれ違った親子にジンジュの目が止まりました。
それはあのナムギルとその息子。
優しい父親になった彼を見て、ジンジュの心は温まります。
今度はナムギルが振り返り、幸せそうなジンジュの後ろ姿に微笑みます。

 

場面は変わって50年前の天上界。
空の上で神と女神だった二人は、結婚生活に不満を抱き、激しい口論の末に結婚指輪を投げ捨てます。
その指輪は天から地上へとまっ逆さまに落ちていき、とあるジュエリーショップの中へ。
『これが可愛い』とその指輪を見るジンジュ。
二人が神の指輪をはめて、『永遠に別れませんように』とつぶやくと、指輪は『了解』とでも言うかのように、キラリと光りました。

 

こんな風に幕を閉じた『ゴー・バック夫婦』最終回。
あの神の指輪があるかぎり、二人は絶対に別れない運命ですね!
それでは、『ゴー・バック夫婦』を見終えた筆者の感想をお伝えしたいと思います!

ゴーバック夫婦最終回の感想

まず、『やっぱり元サヤか!!』という結果になりましたね。
大体、こういうドラマの結末は、『なんだかんだ言って元の生活が幸せだった』と気づくパターンが多く、観てるこちらも『そっか~、無い物ねだりせずに過ごさなきゃなのね~』と思って終わるのが多いんですよね。

でも、この『ゴー・バック夫婦』は、そんな単純ではなく、もっと心に語りかける深さがあったと思います!
もし、夫婦の関係だけについて描かれていたら薄かったかも知れませんが、親子愛についてとても深く描かれているんです。

 

中でも、この最終回で一番私が心をつかまれたのは、ジンジュとナムギルの公園でのシーンでした。
子供を産んだだけで、すぐ母親になれる訳じゃない。
色々なものを犠牲にして、何とか良い母親になろうと葛藤する、その難しさをジンジュは思い出すのです。

そして、『あなたはとても温かく、真っ直ぐ育ったのよ』とナムギルに伝えます。
母親のせいで、不幸で冷たい自分になったと思っていた青年の心を、ジンジュの言葉が溶かしていくんです。

たったそれだけで人生が変わる、トゲが抜けて自由になれる、そんな一言ってありますよね!
ナムギルは、この一言だけでその後生きていけるようになったんだと思います。
最後に登場する大人になった彼は、穏やかで愛情に満ちたパパになっているんですから。

 

ジンジュと別れて公園を去るナムギルにも注目です!
好きな人を諦める名残惜しさを、じっと見つめる目の奥や、去っていく背中で切なく表現しています。
その無言の表現力に驚きました。
人気モデルということですが、俳優としての魅力もたっぷりです!

 

ドラマ全体を通して、二人のタイムスリップが、多くのことに変化をもたらしていきました。
親の人生も、友達の人生も、自分達の人生も。
周りの大切な人々の人生が、二人の人生に絶妙に絡まりあっていくんです。
この描き方が、ストーリーに厚みをもたせているんでしょうね。

 

指輪をはめ合い、キスを交わすシーンは、夜中で暗く、普段着で階段に腰かけてるので、お世辞にもステキとは言えませんが、私には二度目の結婚式のように思えました。
二人がちゃんとつながっていれば、様式や形などは関係ないんですね。
とても幸せそうな夫婦に見えました。

 

そして、あの指輪にそんな歴史があったとは!
驚きですね。
実は神と女神の指輪だったというオチ。
その指輪に『永遠に別れませんように』とお願いしてしまったんですから、それは離婚に持ち込んだとしても絶対に別れられませんね(笑)

ゴーバック夫婦最終回のまとめ

家族のありかた、人として成長することなどについて、ユーモアや涙を詰め込んで、感情豊かに描かれた『ゴー・バック夫婦』。
心が洗われるような、強くなれるような、そんなドラマでした!
皆さんも、機会があったら、ぜひご覧ください!

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この記事を書いた人

ゆーま
韓国ドラマ、海外ドラマ好きの30代です。
HuluやU-NEXTでドラマを見るのが毎日の日課で、特にサスペンスが好きです。
好きなドラマ:エージェントオブシールド、トンイ