pretenderやノーダウトなど、人気急上昇中のofficial髭男dism。

ボーカルの藤原さんをはじめ、メンバーの持つ世界観がとても渋くて素敵なグループです。

今回オススメする10曲はメンバーの世界観を感じるのにぴったりな10曲です。

第10位 コーヒーとシロップ

アルバム『MAN IN THE MIRROR 』収録

この楽曲は社会人のつらい経験を明るい音楽に乗せて支えてくれる楽曲です。

実はこの楽曲は藤原さんが銀行で働いていた経験を基に作詞したと語られています。

藤原さんは大学を卒業した後、約2年銀行で働いていたそうです。

歌詞の中で表現されている社会人の辛さが繊細な表現で描かれているので、おそらくこれらは藤原さんが実際に働いていた中で感じたことを詞にしたのではないでしょうか。

きっとコーヒーを相棒に日々の苦い経験を乗り越えてきたんですね。

この楽曲をお勧めしたい理由として、歌詞ではしんどさを訴えているような印象があるのですが、

バックの楽曲がとても前向きで、本当に自分がへこんでいるときに聞くと
背中を思い切り叩いてもらえるような気がしてくるからです。

第9位 愛なんだが、、、

アルバム『ラブとピースは君の中』収録

この曲は不器用な男性が印象的な曲です。

MVを見ながらだと、その様子がより一層リアルに楽しめます。

彼女に愛想をつかされてしまった男性が必死に別れを告げられないよう頑張ります。

その必死な表情といったらもう、応援せざるを得ない、そんな気持ちになる歌です。

男性からしたら別れの言葉は突然告げられるものですが、彼女からすれば日頃の小さな不満が積み重なって別れるという結論に至ったわけです。

この2人が最後どんな結末になるのかはMVを見て欲しいところです。

また、彼氏さんのバイバイなんてもう言わせない、という歌詞を彼女に向かって叫んでいるシーンの表情が、とてもピュアで一途な様子が現れていて、見どころです。

第8位 イエスタデイ

アルバム『Traveler』収録

この曲の歌詞は聞いている人に訴えてくる力が強い曲です。

仲間に向かって支え合うような、一緒に背中を押すような印象を受けます。

インタビューによると、この楽曲はだいぶアレンジをした様子です。

もともとはコーラスよりもシンセサイザーが目立つ曲だったそうです。

それらを全部コーラスに変更し、彼らが興味のある音とミックスした結果、今の「イエスタデイ」が完成しました。

また、楢崎さんによるとベースの技法にこだわりがあるそうでスラップと指弾きの中間のような弾き方をしているそうです。

ライブで再現しようと思ったらすごく練習が必要とおっしゃっています。

このことからもこの楽曲はCDだけでなく、ライブでも楢崎さんに注目したくなる一曲です

第7位 宿命

アルバム『Traveler』収録

この楽曲は2019年夏の高校野球応援ソングになりました。

この楽曲をオススメしたい理由は歌詞にあります。

熱血甲子園のテーマソングになっていることもあり、球児を始め、頑張る人たちの気持ちを上手に捉えた歌詞が書かれている印象を受けます。

大丈夫や頑張れって歌詞に苛立ってしまった、そんな夜もあった。

という歌詞が特に胸に響きます。

一生懸命な青春時代を過ごした人ほどこの歌の歌詞に共感できるのではないでしょうか。

藤原さんはインタビューの中でタイトルの「宿命」という言葉には春のセンバツを見て、

球児たちの甲子園にかける思いの熱さに宿命を背負っていると感じ、

讃える意味を込めて宿命とタイトル付けしたと語っています。

第6位 恋の去り際

アルバム『MAN IN THE MIRROR 』収録

この楽曲を解釈する際、私は恋人同士のちょっとした揉め事を男性がどう受け止めるかについて書かれているのではと解釈しました。

しかし、藤原さんによるとどうやら少し違うようです。

この楽曲を書いた時、藤原さんの身体に病気が見つかっていたそうです。

今現在、病気にはなんの問題もなく元気で過ごしているようです。

しかし、10代の頃は自分の身体は無敵であると思っていたけれど、

その時から自分の身体の中には病気の目が存在していたことにインスピレーションを受けて、
この曲を作曲したのだとか。

つまり、彼女だと思っていたのは病気。

彼氏だと思っていたのは藤原さんだった、ということになるのでしょうか。

意外な作成秘話を知り、ますます考察したくなる一曲です。

第5位 ノーダウト

アルバム『ESCAPARDE』収録

この楽曲はドラマの主題歌となったため、ご存知の方も多いかと思います。

普段男性目線の楽曲をメインで作曲しているofficial髭男dismですが、
長澤まさみさんが主演しているドラマだったため、ほぼ初めてくらいに女性目線の言葉尻を取り入れたそうです。

MVでは、メンバーたちがカラフルな檻に囲まれています。

うさぎのコスチュームの監視員が見張っていたり、なんともポップなMVです。

この雰囲気もドラマに合っていて、嘘をベースに歌詞が構成されているのに少し悪い女感が出ています。

歌詞に注目すると、主人公らしき女性像が嘘を糧に騙しまくっている様子が伺えます。

official髭男dismらしさ全開の女性目線ナンバーとして、是非オススメしたい一曲です。

第4位 日曜日のラブレター

アルバム『MAN IN THE MIRROR 』収録

この曲の主人公は男性なのですが、とてもキザな男性です。

彼女の枕の下にこっそりとラブレターを仕込むそんな男の子を描いた藤原さんはインタビューの中でこう述べています。

長年一緒にいると感謝の気持ちとか、好きであるという気持ちを伝えられなくなってしまいます。

だから、気持ちを見直してちゃんと伝えよう、という想いを込めています。

恋人同士の関係性だけでなく、バンドのメンバー内でも想いをちゃんと伝えようとしているらしく、仲の良さがとても伝わるインタビューでした。

キスをするように手紙を書いたり素直な気持ちを言葉にして伝えてくれたり、そんな彼氏さん素敵ですよね。

ポップな曲調に乗せてとても暖かい気持ちになれる一曲です。

第3位 Pretender

アルバム『Traveler』収録

こちらの曲は三位に据えているけど実は知名度ナンバーワンなのではないでしょうか。

インタビューによると、AメロとBメロとで世界観をガラッと変えることにこだわったそうです。

具体的にはピアノの音色が変わっていたり、ドラムは生演奏になっているそうです。

そんなメンバーのこだわりが強いこの一曲で私が特にオススメしたいのはサビ前の一瞬の休符です。

まるでメンバー全員でサビに向けて準備しているような感覚でクリープハイプの憂燦々を彷彿とさせます。

藤原さんはインタビューの中で、音についてはメンバーの方が詳しいからひたすらこういう音が欲しい、と注文してメンバーが応えてくれた。

と語っていてメンバーへの信頼感がメロディからうかがえる一曲です。

第2位 What’s going on

1st EP『What’s Going On』収録

この楽曲はFROGMANさんとの対談で、ボーカルの藤原さんが自身の過去を基に作曲したと明かしています。

何と藤原さんは幼い時に周囲からいじめを受けていたそうです。

現在もいじめによる自殺は減ることがなく、増えていく一方。

そんな現状にofficial髭男dismとしてはこう思うよ、と投げかけるために作曲したのだそうです。

また、そういったメッセージ性をより強くするためタイトルをマーヴィン・ゲイの名曲ののタイトルを拝借してWhat’s Going On?としました。

このほかにもMan in The Mirror というタイトルをつけたり、ソウル音楽に強い影響を受けているそうです。

藤原さんのソウル音楽への敬意を感じられる一曲です。

第1位 ニットの帽子

1st EP『What’s Going On』収録

この曲は藤原さん曰く、季節の訪れを注げるような楽曲のイメージを持って作曲されたそうです。

冬が訪れ、彼女がよく着用していたニットの帽子。

きっとこの歌の中では別れてしまったのでしょう。

ニットの帽子が街に溢れる季節に無意識に別れてしまった彼女を探し、彼女との日々をもう少しちゃんと重ねていればよかったと後悔している心情が描かれています。

この楽曲では、ボーカルの後ろでピアノ、パーカスが演奏をしています。

pretenderからofficial髭男dismに入ってきた方からするとバラード調のおとなしい曲で少しとっつきにくいかもしれません。

しかし、この曲こそ、ボーカルの声の伸びが堪能できるのではないだろうかとお勧めできる一曲です。

まとめ

official髭男dismの持つ独特な雰囲気とはそれぞれメンバーの方が尊敬するアーティストによるものが影響しあって、あの雰囲気を醸し出しているのですね。

official髭男dismの楽曲を聴きながら過去の名曲にも触れることができる、そんな素敵なグループです。

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この記事を書いた人

いぶっけい
Official髭男dism、あいみょん、椎名林檎をこよなく愛するアラフィフのおじさんです♪